2009年7月13日星期一

中国:ウイグル族2人射殺 ビルに一時立てこもり

 中国:ウイグル族2人射殺 ビルに一時立てこもり
2009年7月13日 21時27分 更新:7月13日 23時11分

【ウルムチ(中国新疆=しんきょう=ウイグル自治区)鈴木玲子】中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市当局は13日、ウイグル族2人を同日午後に市内で射殺したと発表した。住民らの話によると、逃走したウイグル族が一時、建設中の高層ビルに立てこもり、辺りは騒然となった。5日に起きた大規模暴動の後、ウイグル族の住民が治安部隊によって殺害されたことが明らかになるのは初めて。ウイグル族側の反発で緊張が一層高まる可能性がある。


事件は13日午後2時55分ごろ、ショッピングモール「国際大バザール」近くのウイグル族居住区で起きた。当局の発表によると、警官が街を巡回中にウイグル族3人が長刀やこん棒を持って1人のウイグル族を追いかけながら殴っているのを発見、拘束しようとして威嚇発砲した。3人の抵抗に遭ったため、警官が2人を射殺した。残る1人も負傷し、病院に搬送された。

 当局の発表では、ウイグル族の3人が建設中のビルに立てこもったことには触れていない。地元住民らの話によると、居住区内を武装警察が捜索し、5日の暴動の容疑者とみられる約30人を拘束した。その際、複数の容疑者が警官に向けて発砲しながら逃走、建設中の高層ビルに逃げ込んだという。捜索の際に警官が負傷したとの情報もある。

 ビルの周辺は封鎖され、銃を構えた警官数百人や装甲車が投入された。隣の病院からは乳幼児を連れた市民らが逃げ出した。ビル内からは10発近い銃声が響き、立てこもりは数時間続いた模様だ。

 市内では連日、ウイグル族居住区を中心に容疑者の捜索や拘束が続く。当局はこれまでに少なくとも1500人以上の暴動の容疑者を拘束している。

 中国当局は5日の暴動による死者数について184人と発表している。一方、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」は「1000~3000人が死亡した」と主張している。

ウイグル族が逃げ込んだとみられる建設中のビルを、銃を構えて捜索する警官ら=中国・ウルムチで2009年7月13日撮影


http://mainichi.jp/select/today/news/20090714k0000m030076000c.html

沒有留言:

發佈留言