天皇陛下特例会見:自民が検証委、「元首相」は中曽根氏?
自民党は16日、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が特例的に実現した問題を検証する緊急特命委員会を開いた。外務省の垂(たるみ)秀夫中国・モンゴル課長は、中曽根康弘元首相と今月7日ごろに面会し、会見は1カ月以上前に申請するという「1カ月ルール」を説明したことを明らかにした。中曽根氏は「よく分かった」と答えたという。垂氏は明言を避けたが、中曽根氏は政府に対し、天皇陛下と習副主席の会見を求めたとみられる。
前原誠司国土交通相は15日、「(特例会見は)元首相の方から話があったと聞いている」と述べている。垂氏はこの「元首相」が中曽根氏だとは明らかにしなかったが、「官邸からの指示があり、(中曽根氏に)説明をした」と語った。
7日には平野博文官房長官が鳩山由紀夫首相の指示で宮内庁に会見の設定を要請し、断られた経緯がある。外務省の中曽根氏への説明はこの時期と重なる。特命委で石破茂政調会長が「中曽根氏から『ルールを曲げても』という話はなかったか」とただしたのに対し、垂氏は「一切ない」と強調した。【坂口裕彦】
毎日新聞 2009年12月16日 20時46分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091217k0000m010086000c.html
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