子どもら熱演、農村歌舞伎
香川県小豆島町中山の春日神社境内で11日、約300年前から続く「農村歌舞伎」が奉納上演され、桟敷席に詰めかけた地元住民や歌舞伎ファンなど約500人が、江戸時代からの伝統芸能を楽しんだ。
春日神社境内にある重要有形民俗文化財「中山の舞台」を使い、中山地区自治会と中山歌舞伎保存会が毎年開催している。
午後5時、「三番叟(さんばそう)」で開幕。第2幕で、小豆島の子ども9人が「青砥(あおと)稿(ぞうし)花(はなの)紅彩(にしき)画(え) 稲瀬川勢揃(ぞろ)いの場」を演じ、「白浪五人男」が並んで名乗りを上げる場面では、拍手とともに桟敷の観客からおひねりも舞台に投げ入れられた。
子どものうち6人は、続く「菅原伝授手習鑑 四段目 寺子屋」にも出演、歌舞伎保存会のメンバーらと競演した。
第5幕の「仮名手本忠臣蔵 五段目 山崎街道 鉄砲渡しの場と二ッ玉の場」は電気照明が落とされ、ろうそくの灯のもとで演じられ、観客は江戸時代さながらの舞台を堪能した。
白浪五人男の「日本駄右衛門」を演じた池田小6年中谷優太君(11)は「失敗せず、練習通りできた」とほっとしていた。
(2009年10月13日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20091013-OYT8T00157.htm
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