2009年11月10日星期二

長崎・広島の中高生 核廃絶へ心一つ 平和宣言文 共同で作成 来夏、国連に提出

長崎・広島の中高生 核廃絶へ心一つ 平和宣言文 共同で作成 来夏、国連に提出

 核兵器廃絶を訴える署名を集めている長崎市の「高校生1万人署名活動実行委員会」のメンバーと、広島市を拠点にオバマ米大統領の広島訪問を求めている中学高校生が被爆地の若者として連携し、核廃絶への決意を示す「平和宣言文」を作成することを決めた。

 これまで散発的なものにとどまっていた両市の若年層交流を加速させ、共通課題となっている被爆体験継承と平和発信の担い手確保につながる動きとして注目される。

 両者の顔合わせは西日本新聞と中国新聞(本社・広島市)の仲立ちで実現。長崎市の高校生3人が7、8日、広島市を訪ね「中高生ノーニューク(核兵器廃絶)ネットワーク広島」の12人と意見交換した。同団体は、世界に現存する核弾頭以上の数の折り鶴を作り、オバマ大統領に手渡すことなどをめざし活動中。

 宣言文の作成は長崎側が提案し、広島側も「核廃絶という最終目標へ一緒に取り組みたい」と応じた。8日に作った原案を基に、年内にも広島側が長崎市を訪ねて内容を詰める。来夏、署名を携えて訪欧する高校生平和大使に宣言文を託し、スイスの国連欧州本部に届ける。また互いの活動への協力も検討する。

=2009/11/10付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/133450

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