2009年11月17日星期二

中国残留孤児・曲さん「肉親みつけたい」

今年度、新たに中国残留孤児と認定された曲美琴さん(推定64歳)が17日、身元調査のために一時帰国した。

 今月28日まで滞在し、肉親を捜す予定。すでに実兄の可能性がある男性が名乗り出ており、19日に対面調査が行われる。この日、厚生労働省で記者会見に臨んだ曲さんは「肉親が見つかることが理想。養母や夫と一緒に日本に永住帰国したい」と話した。

 曲さんは昨年3月、養母から初めて、自分が日本人であることを知らされた。養母の話では、1946年春に新京市西三道街(現在の長春市)で、日本人女性を介して預けられた。曲さんは綿入れを着て、白いカバーのかかった花柄の布団にくるまれていたという。

 一方、実兄の可能性がある男性(67)は茨城県在住。内モンゴル自治区の海拉爾市生まれで、姉が二人、妹が一人いた。父親がシベリアに抑留され、母親、姉妹と避難する中、妹だけが途中で知人宅に預けられた。厚労省は「年齢が近く、男性の避難ルートの途中に、曲さんが預けられた長春市があり、肉親の可能性がある」としている。

 情報提供や問い合わせは、厚労省中国孤児等対策室の臨時直通電話(03・3593・7890)へ。

(2009年11月17日22時25分 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091117-OYT1T01148.htm

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