
東京都杉並区高円寺南のビル2階の居酒屋「石狩亭」で4人が死亡した火災で、警視庁捜査1課と杉並署は23日、火が燃え広がった状況や安全管理体制に問題がなかったかを解明するため、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて現場検証する。
同課などは死亡した従業員とみられる2人の身元特定を急ぐとともに、司法解剖で詳しい死因を調べる。
同課によると、火災は22日午前9時すぎに発生。厨房(ちゅうぼう)でガスを使い焼き鳥を調理中に火が壁に燃え移り、天井を激しく焼いた。
約1時間半後に消し止められたが、逃げ遅れた客の飲食店従業員竹井努さん(31)=北区東十条=と同明田大悟さん(30)=杉並区高井戸東=ら男性4人が死亡した。
男女12人が重軽傷を負っており、うち数人は店の窓から飛び降り、足を骨折するなどした。
店内には男性従業員4人と客約20人がいた。竹井さんら2人はフロアで倒れ、従業員とみられる2人は厨房の出口付近で倒れていた。非常口は店の奥にあり、店内にスプリンクラーはなかった。
目撃者によると、天井には布製飾りがあり、一気に燃え広がり、電気が消えた。ビル出口への階段は、2人並んで降りるのが困難だったという。(2009/11/23-05:30)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2009112300016

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