山口CO中毒、ボイラー煙突のふたが影響か
6月6日22時36分配信 読売新聞
山口県美祢(みね)市の「山口秋芳プラザホテル」で起きた一酸化炭素(CO)中毒事故で、経済産業省原子力安全・保安院は6日、給湯ボイラーの排気管とつながっている煙突にふたがあり、十分な排気ができずに、事故につながった可能性があることを明らかにした。
一方、同県警は排気管に白煙を注入して排気の流れを調べた実験で、煙突の付け根や周辺などから煙が出るのを確認しており、ふたが事故にどう影響したのかを調べている。
県警などによると、煙突は地下1階に2基あるボイラーのうち、1999年に設置された後に撤去され、再び取り付けられたボイラーの排気設備。先端部は石のような素材でふたが付けられていた。このボイラーは2日の事故当日稼働していた。
同保安院は5日から排気管に白煙を注入して煙の流れを調査した。その結果、事故の主因とは断定しないものの、煙突にふたがあることで排気が逆流し、ボイラーが不完全燃焼した可能性もあるとみている。
6日は、県警と同保安院が事故当時に使われていたボイラーの燃焼実験も行い、死傷者が出た3階客室でCOを検出した。県警は排気管に亀裂があることを確認しており、ボイラーから排出されたCOが亀裂から漏れ出し、3階客室に充満した可能性が高いとみて調べている。
事故では修学旅行でホテルに宿泊していた大阪府高槻市立松原小の児童ら22人が病院に搬送され、同行したカメラマンの川副浩明さん(26)(京都府木津川市)がCO中毒で死亡した。 .最終更新:6月6日22時36分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090606-00000833-yom-soci
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