2009年6月5日星期五

公金2140万円詐取容疑 県職員逮捕

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公金2140万円詐取容疑 県職員逮捕
架空発注継承か
  県農林水産部職員による公金詐欺事件で、県警は4日、約2140万円をだまし取ったとして、県水政課副主査の明石剛誠容疑者(39)(千葉市若葉区富田町)を詐欺容疑で新たに逮捕し、県土整備政策課副主査の渡辺快和容疑者(37)(同区桜木、4日付で詐欺罪で起訴)を同容疑で再逮捕した。この事件での逮捕者は3人目。県警は、3人が勤務していた農林水産政策課で、架空発注によって支出した代金を取引業者に預ける「預け」という手法が引き継がれていたとみて調べている。

 発表によると、明石容疑者は、県農林水産政策課に勤務していた2005年1月から07年3月にかけて、当時、同課の物品納入担当だった渡辺容疑者と共謀し、約80回にわたり、県が同市内の業者に事務用品を発注したように偽装。業者に架空請求書を作成させた上、県から業者の口座に代金を振り込ませるなどして約2140万円をだまし取った疑い。

 調べに対し、明石容疑者らは「(詐取した公金は)高級料亭での飲食やコンパニオン代などに使った」と容疑を認めているという。料亭での飲食は、明石容疑者らの同僚らも参加しており、月に5回程度、少なくとも04年から08年まで続けられていたという。

 明石容疑者は、渡辺容疑者の前任の農林水産政策課物品納入担当で、公金詐取の手口は明石容疑者から渡辺容疑者、さらに同課副主査だった男(36)(懲役2年、執行猶予4年判決)へと引き継がれた可能性が高く、県警は他に関与した職員がいないか捜査を進めている。

 一方、県は4日夜、記者会見し、明石容疑者の前任の物品納入担当だった副主幹が、「年度内に予算執行できなかった場合、『預け』があった」と証言したと明らかにした。

 県が業者から取り寄せた帳簿から「預け」を疑わせる数字の記載が見つかったといい、岩舘和彦農林水産政策課長は「預け」が引き継がれていた可能性について、「(容疑事実から)そういうことがあったと思う」と話した。県は今後、内部調査の結果について外部委員会を新設して検証する方針。

(2009年6月5日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20090603-OYT8T01102.htm

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