千客万来:札幌 「麺屋 さんた」 /北海道
◇ユニークなメニュー話題
陶芸家でもある店主、山田敦さん(45)が腕をふるうラーメン店。ユニークなメニューや、日曜だけの特別メニューも話題を呼んでいる。
山田さんは北海道陶芸協会に9年ほど勤務し、主にその陶芸教室で教えていた。その後、独立して正覚(しょうかく)窯を始めて花瓶や食器類を作り続けている。石狩市のラーメン店で3年間修業し、昨年4月に同店を開いた。
店内のラーメンの丼から調味料入れ、箸(はし)立てなども山田さんの作品。ラーメン作りも、「手抜きせずに丁寧に仕上げる」がモットーだ。スープは豚骨と鳥がらのダブルスープで、濃厚な割にはしつこさが残らない味わい。メニューの中でも、みそラーメン(800円)はクルミペーストを使い、まろやかな味が人気のゆえん。また、さんじゃーめん(900円)はひき肉の載った少し辛口のさんた流ジャージャー麺(めん)だ。
ユニークなのは、新メニューの汁無し名無し麺(850円)。「東京の油そばや、まぜそばをアレンジしました。ラーメン、焼きそば、カルボナーラを足して3で割ったような感じ」と山田さん。夏メニューとして、冷やしラーメンや三色冷やしラーメン、つけめんも登場した。三色冷やしラーメンはコンブ麺、ゴマ麺、ふつうの麺の3種類の麺に野菜がたっぷり載ってお薦めだ。
6月から、毎週日曜日の朝から開店時間まで、雑穀米の朝がゆと、韓国のおかゆのサムゲタンを提供。「日曜の朝、散歩がてらに気軽に寄って」と山田さんはPRしている。ひと味違ったラーメン店だ。【芝田賢一】
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★札幌市中央区南24西15
★電話011・521・7200
★午前11時~午後9時。定休日は火曜日
毎日新聞 2009年6月20日 地方版
http://mainichi.jp/hokkaido/visitors/news/20090620ddlk01070323000c.html?inb=yt
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