大雨:300ミリ超す恐れ 福岡県でがけ崩れや床下浸水
梅雨前線の影響で、九州北部は29日夜から30日未明にかけ、各地で激しい雨に見舞われた。大分県玖珠町では24時間雨量が観測史上最高の242・5ミリに達した。福岡県黒木町では民家の裏側でがけ崩れがあり、1人が自主避難。大牟田市で床下浸水や道路冠水の被害が出た。気象庁は、降り始めからの雨量が300ミリを超す場所もあるとして、福岡▽長崎▽大分▽熊本--の4県に土砂災害警戒情報を出して警戒を呼び掛けている。
気象庁によると、雨雲は30日夕から再び活発化するとみられる。30日昼から7月1日昼までの予想雨量は、山口・熊本県250ミリ▽福岡・長崎県200ミリ▽佐賀・大分県180ミリ。
大分県日田市の天ケ瀬温泉街周辺では30日午前3時過ぎ、玖珠川が増水したため147世帯・415人に避難指示が出され、うち26世帯・51人が近くの公民館に一時避難。約2時間後に解除された。日田市前津江町で降り始め(28日午後7時)からの雨量(30日午前11時現在)は、約380ミリを記録した。
また、熊本県によると、八代市で床上浸水が2棟、宇城、山鹿、八代の3市で床下浸水が5棟あった。菊池市と美里町で2世帯4人が自主避難しているという。
県警によると、道路冠水や斜面崩壊などで和水町や山鹿市など7カ所の県道が全面通行止めになっている。
毎日新聞 2009年6月30日 西部夕刊
http://mainichi.jp/seibu/shakai/news/20090630ddg041040009000c.html
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