【北京・大塚卓也】中国政府は22日、海外メディアを対象に、北京五輪開幕直前の来月1日に開通する北京-天津間高速鉄道の試乗会を行った。
試乗したのは、独シーメンスの技術を基礎に開発された「CRH3」型車両。開通に合わせて利用が始まる北京南駅から乗車すると、約10分後に時速350キロ到達を伝える車内放送があった。天津までの運行距離120キロの所要時間は30分弱で、鉄道省の王勇平報道官は「(ドイツや日本など)海外の先進技術を手本にしたが、中国の国情に合わせて70%以上の国産化を達成し、高速鉄道の全面的な導入へのすぐれた基礎を打ち固めた」と語った。
同鉄道には「CRH3」型30編成のほか、日本の新幹線「はやて」をベースにした「CRH2-300」型車両30編成も投入される。鉄道省は最高時速350キロで、ピーク時には3分間隔のダイヤを組むとしているが、詳細な運行スケジュールはまだ公表していない。実現すれば仏TGV(最高時速320キロ)や日本の山陽新幹線(同300キロ)を抜いて世界最速の営業運転となる。
2008年7月22日

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