聴覚傷害詐欺、偽診断書さらに数十人に…医師ら再逮捕へ
札幌市の耳鼻咽喉(いんこう)科医らによる障害年金不正受給事件で、札幌市中央区、耳鼻咽喉科医、前田幸あき(よしあき)容疑者(74)(詐欺容疑などで逮捕)が、これまでに虚偽診断書を発行したとされる12人とは別に、実際に耳が聞こえる「患者」数十人に対しても、聴覚障害があるとする虚偽診断書を発行していたことがわかった。
捜査関係者が明らかにした。
不正受給総額は1億円に上るとみられ、北海道警では、拘置期限が切れる来月1日にも、前田容疑者と、同市西区西野、社会保険労務士・香田清容疑者(67)(同)らを詐欺容疑などで再逮捕する方針。
前田容疑者らは、実際には耳が聞こえる、北海道芦別市などの「患者」12人に聴覚障害があるとした虚偽診断書を発行。12人は2003~08年、総額約4700万円の障害年金を不正受給した疑いがもたれている。再逮捕の容疑は、前田容疑者が同様の手口で、ほかの「患者」にも虚偽診断書を発行し、香田容疑者が年金給付手続きを代行していた、とされる。
これまでの調べに対し、前田容疑者は容疑を全面否認。一方、香田容疑者は認める供述をしているという。(幸あきの「あき」は「日」の下に「立」)
(2009年6月29日03時05分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090628-OYT1T00900.htm
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